FANG+とは?構成銘柄やS&P500・NASDAQ100との違いを解説

FANG+(ファングプラス)は、米国の主要ハイテク企業を中心に構成された注目の株価指数です。MetaやApple、NVIDIAなど世界をリードする企業で構成されており、成長性の高い企業に投資したい人に支持されています

本記事では、FANG+の基本的な仕組みや構成銘柄、他の主要な指数であるS&P500やNASDAQ100との違いについてわかりやすく解説します。

これからFANG+への投資を検討している方や、ハイテク株に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

今すぐFANG+に投資したい方におすすめ

SBI証券の概要
SBI証券[旧イー・トレード証券]
会社名SBI証券
取扱商品投資信託・国内株・米国株・ETF・債券・FXなど
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取引ツールパソコン用ツール・スマホアプリなど
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目次

FANG+とは?

FANG+(ファングプラス)は、米国を中心とした主要ハイテク企業で構成される株価指数です

Meta(旧Facebook)、Apple、Netflixなど世界をリードする革新的な企業が含まれており、高成長が期待できる投資対象として注目されています。

ここでは、FANG+の基本情報や構成銘柄、投資が注目される理由などを詳しく解説します!

FANG+の基本情報

FANG+(ファングプラス)は、米国を代表するハイテク企業を中心に構成された株価指数で、2017年にニューヨーク証券取引所(NYSE)によって提供が開始されました。

「FANG」とは、Facebook(Meta)、Amazon、Netflix、Google(Alphabet)の頭文字を取ったもので、AppleやNVIDIAなどの米国主要企業が加わり、より幅広いハイテク分野を代表する指数として注目されています。

FANG+は、少数精鋭の構成銘柄に集中することで、ハイリスク・ハイリターンを特徴とする指数であり、世界中の投資家に利用されています。

FANG+の構成銘柄

スクロールできます
会社名ティッカー構成比業種
ブロードコムAVGO9.80%半導体・インフラ
エヌビディアNVDA9.70%半導体・AI
アップルAAPL9.40%コンピュータ
アルファベットGOOGL9.30%インターネットサービス
サービスナウNOW9.30%情報サービス
ネットフリックスNFLX9.30%ストリーミングサービス
アマゾン・ドット・コムAMZN9.20%電子商取引
クラウドストライクCRWD9.20%サイバーセキュリティ
メタ・プラットフォームズMETA9.10%ソーシャルメディア
マイクロソフトMSFT8.90%ソフトウェア・クラウド

上記の企業は、テクノロジー分野や成長産業を牽引するリーダーであり、世界経済に大きな影響を与えています。

FANG+の銘柄入れ替え時期と選定基準

FANG+指数の銘柄は、四半期ごと(3月、6月、9月、12月)に見直し・入れ替えが行われる仕組みになっています。

選定基準としては、以下の要素が考慮されています。

  • 時価総額
    →市場での企業の規模を示す重要な指標
  • 流動性
    →取引量の多さや市場での活発な取引状況。
  • 成長性
    →収益や利益の増加ペースが速い企業
  • 市場での注目度
    →テクノロジー分野で革新を続ける企業が選ばれる傾向。

これらの基準に基づき、成長が停滞した企業は除外され、新たに市場で注目を集める企業が選ばれることで、FANG+指数は高成長銘柄への集中投資を可能にしています。

FANG+への投資が注目を集めている理由

FANG+が注目される理由は、高い成長性と将来性にあります。構成銘柄はどれも業界をリードする企業であり、次々と革新的なサービスや製品を生み出しています。

また、指数が10銘柄に限定されているため、少数精鋭の集中投資が可能である点も特徴です。

とくにテクノロジー分野や新興市場への投資を重視する方にとって、FANG+は効率的にこれらの分野に投資できる魅力的な選択肢となっています。

FANG+に投資する際のメリットや特徴

FANG+指数は、米国を代表するハイテク企業に集中投資できる指数として、多くの投資家から注目されています。構成銘柄の高い成長性や、投資信託やETFを通じて手軽に投資できる点が特徴です。

ここでは、FANG+に投資することで得られるメリットや特徴を詳しく解説します。

高成長が期待できる企業に投資できる

FANG+指数に含まれる銘柄は、テクノロジー分野や革新産業を牽引する世界トップクラスの企業ばかりです。

たとえば、Meta(Facebook)、Amazon、Apple、NVIDIAなど、いずれも成長性が高く、新たなビジネスモデルやテクノロジーの普及を推進しています。

これらの企業は市場のトレンドを生み出す中心的な存在であり、将来の大きなリターンが期待できる点が魅力です。

少数精鋭の構成

FANG+指数は、10銘柄のみで構成されており、少数精鋭の集中投資が可能です。分散が効きすぎてリターンが希薄化する心配がなく、投資の効率性が高まります。

また、各銘柄の比率が均等に近いため、特定の銘柄の動向に過度に依存しないバランスの良い指数となっています。

FANG+のシンプルな構成は、初心者でも理解しやすく、投資戦略を立てやすい点が特徴です。

投資信託やETFで手軽に投資できる

FANG+指数に連動する投資信託やETFを活用すれば、個別銘柄を選ぶ手間を省きつつ、指数全体に投資することが可能です

国内では「iFreeNEXT FANG+インデックス」といった投資信託が利用でき、少額から積立投資を始めることもできます。さらに、ETFでは「iFreeETF FANG+」が国内で取引されており、ハイテク分野に特化した効率的な投資が実現します。

これらの投資手段を活用すれば、FANG+の成長ポテンシャルを最大限に引き出すことができるでしょう。

FANG+に投資する際のデメリットや注意点

FANG+指数は成長性の高いハイテク企業に投資できる魅力的な指数ですが、いくつかのデメリットや注意点も存在します。投資を始める前に、リスクについてもしっかり理解しておきましょう。

分散が弱い

FANG+指数は構成銘柄がわずか10社に限られており、分散投資が効きにくいという特徴があります。

そのため、特定の銘柄や業種に大きく依存することになり、対象銘柄の業績や市場の動向次第では大きな影響を受けるリスクがあります

投資ポートフォリオ全体として分散を考える場合には、FANG+に加えて他のセクターや地域への投資も検討すると良いでしょう。

ハイテク株特有のリスク

FANG+に含まれる銘柄は、いずれもハイテク分野を牽引する企業ですが、その反面、ボラティリティ(価格変動)が非常に高いという特徴があります。

テクノロジー関連株は、市場全体の動きに敏感であるほか、金利上昇や規制強化などの外的要因によって大きく値動きすることがあります。とくに短期間での値下がりリスクには注意が必要です。

FANG+に投資する方法

FANG+に投資する方法は、主に「投資信託」と「ETF」の2種類があります。それぞれの特徴や代表的な商品を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

投資信託

FANG+に投資する最も手軽な方法は、投資信託を活用することです。

投資信託の特徴
  • 少額から投資が可能で、積立投資にも対応
  • プロの運用者が投資を管理するため、初心者でも安心
  • 証券会社によってはクレカ積立によるポイント還元の特典あり

投資信託は、FANG+指数に含まれる銘柄を一括で購入できる商品です。

運用はプロのファンドマネージャーが行うため、個別銘柄を選ぶ手間が省けるだけでなく、リスク分散にもつながります。とくに少額から積立投資を始めたい方に向いており、初心者から中級者まで幅広い層に適した投資手段です。

国内では「iFreeNEXT FANG+インデックス」という投資信託が人気です。FANG+指数に連動するパフォーマンスを目指しており、証券会社で少額から購入できます。

ETF(上場投資信託)

ETF(上場投資信託)は、FANG+指数にリアルタイムで投資できる商品です。

ETFの特徴
  • 証券取引所で取引され、リアルタイムの価格で売買が可能
  • 信託報酬が低く、コストを抑えた運用が可能
  • 投資信託に比べ、自由度の高い取引ができる

ETFは、FANG+指数に連動する商品を株式と同じように市場で売買できる金融商品です。リアルタイムで取引価格が決まるため、タイミングを見ながら売買を行いたい方に適しています。

また、信託報酬(運用手数料)が投資信託より低く、コストを重視する方にも人気があります。

国内では「iFreeETF FANG+」というETFが人気を集めています。iFreeETF FANG+は、少額からFANG+指数の動きを反映した投資が可能で、リアルタイムの価格変動を利用して取引を行いたい方に向いています。

FANG+と他の指数を比較

FANG+指数は、独自の銘柄構成と特徴で他の主要株価指数と異なる魅力を持っています。ここでは、S&P500とNASDAQ100との違いを簡潔に比較します。

S&P500との違い

S&P500は米国の代表的な株価指数であり、500社の大型企業で構成されています

一方、FANG+はわずか10銘柄のみで構成されており、構成のシンプルさが特徴です。

主な違い
  • 銘柄数
    →S&P500は500銘柄、FANG+は10銘柄
  • 構成業種
    →S&P500は多様な業種をカバー、FANG+はハイテク企業中心
  • リスク・リターン
    →S&P500は分散投資に優れ安定性が高いが、FANG+は集中投資による高リスク・高リターンを狙える

S&P500は分散投資に最適な指数であるのに対し、FANG+は成長性を求める投資家に適しているといえるでしょう。

NASDAQ100との違い

NASDAQ100は、NASDAQ市場に上場している非金融企業100銘柄で構成される指数で、ハイテク企業の比率が高いのが特徴です。

FANG+は、さらに少数精鋭の10銘柄に特化しており、集中投資を可能にしています。

主な違い
  • 銘柄数
    →NASDAQ100は100銘柄、FANG+は10銘柄
  • 構成比率
    →NASDAQ100もハイテク比率が高いが、FANG+は完全にハイテク特化
  • ボラティリティ
    →NASDAQ100は比較的分散されており安定性が高いが、FANG+は変動が激しい

NASDAQ100は広範なハイテク投資をしたい場合に適しており、FANG+はさらに集中して成長銘柄に投資したい人向けの指数です。

FANG+はこんな人におすすめ!

FANG+指数は、高成長が期待できる米国ハイテク企業に集中投資できるため、特定の投資ニーズを持つ人にとって非常に魅力的な選択肢です。以下に、FANG+がおすすめの投資家タイプを紹介します。

ハイリスク・ハイリターンを求める人

FANG+指数は、わずか10銘柄で構成されており、集中投資による大きなリターンが期待できる一方で、価格変動が激しいのも特徴です。

構成銘柄はテクノロジー分野を中心とした成長企業ばかりで、短期間でも利益を狙いやすいのが魅力です

しかし、その反面、マーケット全体の地合いや金利動向に敏感で、下落時には大きな損失を被る可能性もあります。

リスクを十分に理解し、大きな利益を狙う積極的な投資家に向いているといえるでしょう。

米国ハイテク分野に集中投資したい人

FANG+指数に含まれる企業は、米国を代表するハイテク企業ばかりです。

Meta(Facebook)、Apple、Amazonなど、テクノロジーやクラウド、AIといった革新分野をリードする企業が揃っています。

これらの企業は、世界経済に大きな影響を与えるだけでなく、次々と新しい市場を開拓しており、米国のハイテク分野の成長を信じる投資家にとって魅力的な選択肢です。

そのため、集中投資によるパフォーマンス向上を狙いたい人におすすめです。

成長性の高い企業に投資したい人

FANG+指数は、各業界で成長を続ける企業を厳選して構成されています。たとえば、NVIDIAのAI技術やMeta(Facebook)のメタバース事業など、革新を続ける企業が含まれています。

FANG+指数に投資することで、これらの成長性の高い企業にまとめて投資できるのが大きなメリットです。また、構成銘柄が定期的に見直されるため、市場での注目度や成長力が高い企業が選ばれやすいのも特徴です。

短期的な値動きだけでなく、中長期的な資産形成を目指す方にもおすすめの選択肢です。

FANG+に投資できるおすすめの証券会社3選

FANG+の投資信託やETFを取り扱っている、おすすめの証券会社3選をピックアップしました。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

それぞれの証券会社の特徴やおすすめポイントなどについて、詳しく解説します。

SBI証券|取扱銘柄数が豊富!投資初心者の方にもおすすめ

SBI証券の概要
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会社名SBI証券
取扱商品投資信託・国内株・米国株・ETF・債券・FXなど
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SBI証券は、日本株・米国株・投資信託・債券・FXなど、幅広い投資商品を取り扱う総合証券会社です。

手数料が業界最安水準であることに加え、住信SBIネット銀行との連携で為替手数料を抑えられる点も大きな強みです。

SBI証券の特徴
  • 日本株の売買手数料が無料(ゼロ革命)
  • 投資信託の取扱数が業界最多クラス
  • 便利な株アプリで手軽に取引可能
  • 住信SBIネット銀行経由で為替手数料が最安水準
  • VポイントやPontaポイントで投資が可能

SBI証券は、コストを抑えつつ幅広い銘柄を取引できる点が大きな魅力です。とくに、住信SBIネット銀行を利用することで為替コストを下げられるのは、大きなメリットになります。

また、日本株や投資信託はVポイント・Pontaポイントなどで購入することが可能です。貯まっているポイントを有効活用したい方にとって、魅力的な選択肢になるでしょう。

SBI証券はNISA口座にも対応しているため、ぜひNISAでの取引も検討してみてください。

楽天証券|楽天ポイントを活用したい人におすすめ!

楽天証券の概要
会社名楽天証券
取扱商品投資信託・国内株・米国株・ETF・債券・FXなど
NISA対応
iDeCo対応
取引ツールパソコン用ツール・スマホアプリなど
特徴楽天ポイントが投資に使える
楽天カードのクレカ積立でポイント還元

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楽天証券は、楽天ポイントを活用しながら投資ができる点が最大の特徴です。

投資信託や日本株だけでなく、米国株やETFの買付にも楽天ポイントを使えるため、普段の買い物やサービスで貯めたポイントを資産運用に回せる というメリットがあります。

楽天証券の特徴
  • 楽天ポイントを使って日本株・米国株・投資信託を購入可能
  • 日本株の売買手数料が無料(一定条件あり)
  • 投資信託の取扱数が豊富(2,600本以上)
  • 楽天銀行と連携すると普通預金の金利が優遇(最大0.1%)
  • クレジットカード積立(楽天カード)で1%ポイント還元

楽天証券は、楽天ポイントを活用しながら投資をしたい人に最適です。

とくに楽天経済圏で生活をしており、楽天カードや楽天市場でポイントを貯めている方であれば、無駄なく資産形成を進められるでしょう。

楽天証券はNISA口座の開設が可能なため、楽天ポイントでNISAの運用がしたい方にもおすすめです。

マネックス証券|米国株投資と高機能ツールが魅力

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マネックス証券は、初心者から上級者まで幅広い投資家に支持されるネット証券会社です。

とくに、米国株取引や高機能な取引ツールに強みを持ち、幅広い投資ニーズに応えています。

マネックス証券の特徴
  • 米国株取引手数料が業界最安水準(約定代金の0.495%)
  • 「銘柄スカウター」で効率的な銘柄分析が可能
  • NISA・iDeCo対応で長期投資にも適している
  • 豊富なIPO(新規公開株)の取り扱い
  • 投資初心者向けのガイドや情報提供が充実

マネックス証券は、米国株投資に興味がある方におすすめの証券会社です。約4,000銘柄以上の米国株やETFを取り扱っており、手数料も低コストなので取引しやすいでしょう。

また、無料ツールの「銘柄スカウター」を使えば、企業の詳細なデータを簡単に分析でき、中長期投資を考える方にとって強力なツールとなります

米国株投資や多機能なツールを求める方にとって、マネックス証券は非常に魅力的な選択肢です。手数料を抑えて本格的な投資を始めたい方は、ぜひ検討してみてください。

まとめ:FANG+は米国ハイテク企業への集中投資におすすめ

FANG+は、成長性の高い米国ハイテク企業に特化した指数であり、少数精鋭の10銘柄で構成されています。

高リターンが期待できる一方で、分散が効きにくいという特徴もあるため、リスクを十分に理解したうえで投資をすることが大切です

投資信託やETFを活用することで、初心者の方でも手軽にFANG+への投資が可能です。集中投資やハイテク分野に強い関心を持つ方は、FANG+への投資が選択肢のひとつになるでしょう。

FANG+のポテンシャルを最大限に活用し、成長分野での資産形成を目指したい方は、ぜひFANG+への投資を検討してみてください。

※本記事に掲載している情報は当サイトの見解です。最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします。

※本記事に記載している内容は更新日時点での情報です。
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