
クレカ積立が話題だけど、仕組みがよくわからない…
クレジットカードを使って投資信託を積み立てる「クレカ積立」が注目されています。
証券会社によっては積立額に応じてポイントがもらえるため、現金で積立するよりもお得に投資ができる仕組みです。
本記事では、クレカ積立の仕組みやメリット・デメリット、おすすめの証券会社についてわかりやすく解説します。
これから投資を始める人や、よりお得に資産形成をしたい人はぜひ参考にしてください。
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クレカ積立とは?
クレカ積立とは、クレジットカードを利用して証券会社で投資信託を毎月積み立てるシステムのことです。
ここでは、クレカ積立の概要について紹介します。
クレジットカードで投資信託を積み立てる仕組み
クレカ積立とは、クレジットカードを利用して毎月一定額の投資信託を購入できる仕組みです。
通常、投資信託の積立は証券口座の残高から引き落とされますが、クレカ積立では証券会社が提携するクレジットカードで決済が行われます。
設定した金額が毎月自動で決済されるため、投資の手間を減らしながら積立を継続できる点が特徴です。



対応するクレジットカードの種類は、証券会社ごとに決まっています。
毎月の積立額に応じてポイント還元がある
クレカ積立の最大の魅力は、積立額に応じてポイント還元が受けられることです。
通常の銀行口座からの引き落としではポイントは付与されませんが、クレカ積立なら証券会社ごとに設定された還元率でポイントを獲得できます。
たとえば、楽天証券では楽天カードを使って投資信託を購入すると、カードランクに応じて0.5%~2.0%の楽天ポイントが還元されます。
クレカ積立を活用すれば投資をしながらポイントを貯められるため、効率的に資産形成ができる方法として注目されています。
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クレカ積立のメリット4つ
クレカ積立には、主に次の4つのメリットがあります。
- 少額投資で手軽に始められる
- ポイントを貯めながら投資できる
- 毎月自動で積み立てられる
- NISAでも利用可能
それぞれのメリットについて、次の項目から詳しくみていきましょう。
少額投資で手軽に始められる
クレカ積立は、証券会社によっては月100円から積立できるため、初心者でも気軽に始められます。
たとえば、月に5,000円~1万円など無理のない金額で設定しておけば、クレカの請求額も増えすぎることなく、生活に支障を与えることもありません。
また、クレジットカードを利用することで資金を移動させる手間が省けるため、より手軽に資産形成を進められるでしょう。
ポイントを貯めながら投資できる
クレカ積立の最大のメリットは、ポイントをもらいながら投資ができることです。
通常、銀行引き落としでの積立では何も還元されませんが、クレカ積立なら積立額に応じてポイントが付与されます。
ポイント還元率は証券会社によって異なりますが、カードランクが高いクレジットカードほど還元率がアップするのが一般的です。
また、クレカ積立で得たポイントは、証券会社で投資信託や株式を購入するのに利用できます。



クレカ積立のポイント還元を活用すれば、実質的な投資コストを下げながら資産形成が可能になります。
クレカ積立のポイント還元を活用すれば、実質的な投資コストを下げながら資産形成が可能になります。
毎月自動で積み立てられる
クレカ積立は、あらかじめ設定した金額が毎月自動で決済されるため、買い忘れの心配がありません。
投資を始めたばかりの方は「相場が下がったら買おう」と考えてしまいがちですが、タイミングを見計らうのは難しいものです。
クレカ積立を活用すれば、ドルコスト平均法によって価格変動リスクを分散しながら、長期的にコツコツと資産を増やせます。
また、仕事や育児などで忙しく、投資に時間を掛けられない人にもクレカ積立はおすすめです。


NISAでも利用可能
クレカ積立は、新NISAのつみたて投資枠でも利用できます。
NISAを活用することで、運用益や分配金にかかる税金が非課税になり、より効率的に資産形成が可能になります。
通常、投資信託の利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座で運用すれば、この税金が一切発生しません。
また、NISAを利用することで、長期的な資産形成がしやすくなる点もメリットの一つです。
積立投資は時間を味方につけることで効果を発揮するため、「非課税の恩恵を受けられるNISA」と「手間なく長期投資ができるクレカ積立」の相性は抜群です。
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クレカ積立のデメリット3つ
クレカ積立には多くのメリットがある一方、次のようなデメリットもあります。
- 毎月の上限額に制限がある
- 積立のタイミングが決められている
- 家族カードの利用は不可
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
毎月の上限額に制限がある
クレカ積立は、毎月の積立上限額が最大10万円となっているため、大きな金額を運用したい人には向いていません。
上限が設けられている理由は、投資家がクレジットカードで過剰に投資を行うリスクを防ぐためです。
クレカ積立は現金ではなくカード決済となるため、計画的に利用しないと使いすぎてしまう可能性があります。
そのため、証券会社側で一定の上限を設け、無理のない範囲で投資できるようになっています。



10万円以上の投資を考えている場合は、クレカ積立と銀行引き落としを組み合わせるなどの工夫が必要になります。
積立のタイミングが決められている
クレカ積立では、証券会社ごとに積立の発注日が決められているため、自分の好きなタイミングで買い付けることはできません。
一方、銀行引き落としでの積立なら、積立の頻度やタイミングを柔軟に設定することが可能です。
たとえば「毎週○曜日に積立」「ボーナス月に増額」などの設定ができるため、自分の資金計画に合わせた積立がしやすくなります。
クレカ積立ではこうした細かい設定ができないので、自由度の面では銀行引き落としの方が優れています。
家族カードの利用は不可
クレカ積立では、証券会社に登録するクレジットカードは本人名義のカードに限られるため、家族カードを使って積立を行うことはできません。
たとえば夫婦でそれぞれのNISA口座を開設し、家族カードを利用してまとめて決済することはできず、それぞれが本人名義のカードを登録する必要があります。
クレカ積立を活用する際は、家族全員で利用する場合でも、各自のクレジットカードを用意する必要がある点に注意が必要です。
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クレカ積立が向いている人の特徴
クレカ積立が向いている人の特徴は以下のとおりです。
- 毎月の積立を手間なく続けたい人
- ポイントをお得に貯めながら投資したい人
- 長期でコツコツ資産形成をしたい人
毎月の積立を手間なく続けたい人
クレカ積立は、一度設定すれば自動で毎月積み立てが行われるため、手間をかけずに投資を続けたい人に向いています。
銀行引き落としの積立と異なり、口座に資金を移動する必要がなく、カード決済のタイミングで自動的に積立が完了するため、手軽に資産形成を進められます。
また、投資を始めたものの、毎月の入金や買い付けが面倒になって続かなくなる人も少なくありません。
クレカ積立なら、一度設定するだけで継続できるため、投資を習慣化しやすいのが特徴です。
ポイントをお得に貯めながら投資したい人
クレカ積立では、積立額に応じてクレジットカードのポイントが還元されるため、通常の銀行引き落としで積み立てるよりもお得に投資ができます。
還元率は証券会社やクレジットカードの種類によって異なりますが、年会費無料のカードなら積立額の0.5%~1.0%程度のポイントを獲得できます。
貯まったポイントは、そのまま投資に回せる証券会社が多く、資産形成の効率をさらに高めることができます。
普段の支払いと同じようにポイントを貯めながら投資できるため、クレカの利用を最大限に活用したい人にもおすすめです。
長期でコツコツ資産形成をしたい人
クレカ積立は、毎月一定額を積み立てるため、ドルコスト平均法を活用しながら長期的に資産を増やしたい人に適しています。
市場の値動きに左右されずにコツコツと積立を続けられるため、短期の値動きに一喜一憂せず、コツコツと資産を増やすことが可能です。
また、NISAと組み合わせれば非課税のメリットを活かしながら効率よく運用できるため、長期投資を考えている人に向いています。
時間をかけてじっくり資産を育てたい人にとって、クレカ積立は魅力的な選択肢の一つといえるでしょう。
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【簡単】クレカ積立の始め方
クレカ積立は、証券会社で口座を開設してクレジットカードを登録するだけで簡単に始められます。
- クレカ積立ができる証券口座を開設
- 対応のクレジットカードを発行
- 証券会社にクレジットカードを登録
- 積立する投資信託を選ぶ
- クレジットカードで積立設定を行う
ここでは、クレカ積立を始める方法を順番に紹介していきます。
1. クレカ積立ができる証券口座を開設
クレカ積立を利用するには、対応している証券会社の口座を開設する必要があります。
口座開設には、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)と銀行口座の登録が必要です。
ネット証券ならオンライン完結であるため、スマホ一つで簡単に口座を開設できます。
なお、クレカ積立が可能な証券会社については「クレカ積立ができるおすすめの証券会社3選」の項目で紹介しています。
2. 対応のクレジットカードを発行
証券会社によって、クレカ積立に利用できるクレジットカードが異なります。
たとえば楽天証券なら楽天カード、SBI証券なら三井住友カード(NL)やOliveフレキシブルペイが必要になります。
すでに対象のクレジットカードを持っている場合はそのまま利用できますが、持っていない場合は新規発行が必要です。
クレジットカードの発行には審査があるため、申し込みから発行までに1〜2週間ほどかかることが一般的です。
3. 証券会社にクレジットカードを登録
クレジットカードの準備ができたら、証券会社のマイページにログインし、クレカ積立の設定画面でカード情報を登録しましょう。
カード番号や有効期限を入力し、設定を完了させることで、クレカ積立が利用できるようになります。
4. 積立する投資信託を選ぶ
次に、クレカ積立をする投資信託を選んでいきます。
投資信託を選ぶ際は、運用コスト(信託報酬)や過去の運用実績を確認し、自分の投資目的に合ったファンドを選びましょう。
長期投資を考えるなら、手数料の低いインデックスファンドが人気です。


5. クレジットカードで積立設定を行う
最後に、証券会社の積立設定画面でクレジットカード決済を選び、毎月の積立額を設定します。
積立額は証券会社ごとに上限が決まっており、上限は10万円までとなっています。
設定が完了すると、翌月から自動的にクレジットカード決済で投資信託の積立が開始されます。
積立額や対象ファンドは後から変更可能ですが、無理のない範囲で設定しておきましょう。
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クレカ積立ができるおすすめの証券会社3選
お得にクレカ積立ができる、おすすめの証券会社3社をピックアップしました。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
それぞれの証券会社の特徴やおすすめポイントなどについて、詳しく解説します。
楽天証券|楽天ポイントを活用したい人におすすめ!
楽天証券では、楽天カードでのクレカ積立が可能です。
ポイント還元率は、カード種類とファンドの代行手数料によって決まっています。
カード種類 | 代行手数料 | |
---|---|---|
年率0.4%以上 | 年率0.4%未満 | |
楽天ブラックカード | 2.0% | |
楽天プレミアムカード | 1.0% | 1.0% |
楽天ゴールドカード | 0.75% | |
上記以外の楽天カード | 0.5% |
クレカ積立や普段の買い物で貯めた楽天ポイントは、そのまま楽天証券での投資に回すことができます。
投資信託や日本株だけでなく、米国株やETFの買付にも楽天ポイントを使えるため、ポイントを使ってさまざまな投資に挑戦したい人にもおすすめです。
- 楽天ポイントを使って日本株・米国株・投資信託を購入可能
- 日本株の売買手数料が無料(一定条件あり)
- 投資信託の取扱数が豊富(2,600本以上)
- 楽天銀行と連携すると普通預金の金利が優遇(最大0.1%)
- クレジットカード積立(楽天カード)で1%ポイント還元
とくに楽天経済圏で生活をしており、楽天カードや楽天市場でポイントを貯めている方であれば、無駄なく資産形成を進められるでしょう。
楽天証券はNISA口座の開設も可能なため、楽天ポイントでNISAの運用がしたい方にもおすすめです。
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マネックス証券|米国株投資と高機能ツールが魅力
マネックス証券では、dカードとマネックスカードのクレカ積立に対応しています。
ポイント還元率は、カード種類や口座種別によって異なっています。
カード種類 | NISA口座 | 課税口座 |
---|---|---|
マネックスカード | 0.2%~1.1% | |
dカードPLATINUM | 3.1% | 2.2%~3.1% |
dカード GOLD dカード GOLD U | 1.1% | 0.2%~1.1% |
dカード | 0.2%~1.1% |
NISA口座に有利なポイント還元率となっているため、マネックス証券でクレカ積立をするならNISA口座での運用がおすすめです。
マネックス証券は、米国株取引や高機能な取引ツールに強みを持ち、幅広い投資ニーズに応えています。
- 米国株取引手数料が業界最安水準(約定代金の0.495%)
- 「銘柄スカウター」で効率的な銘柄分析が可能
- NISA・iDeCo対応で長期投資にも適している
- 豊富なIPO(新規公開株)の取り扱い
- 投資初心者向けのガイドや情報提供が充実
マネックス証券は、米国株投資に興味がある方におすすめの証券会社です。約4,000銘柄以上の米国株やETFを取り扱っており、手数料も低コストなので取引しやすいでしょう。
また、無料ツールの「銘柄スカウター」を使えば、企業の詳細なデータを簡単に分析でき、中長期投資を考える方にとって強力なツールとなります。
投資信託のクレカ積立に加えて、個別株投資にも興味がある方は、ぜひマネックス証券を検討してみてください。
\Webで簡単に口座開設!/


SBI証券|取扱銘柄数が豊富!投資初心者の方にもおすすめ
SBI証券では、主に三井住友カードとOliveフレキシブルペイでのクレカ積立に対応しています。
ポイント還元率は、カード種類と年間カード利用額によって異なります。
カード種類 | 年間カード利用額 | 還元率 |
---|---|---|
三井住友カード プラチナプリファード Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード | 500万円以上 | 3.0% |
300万円以上 | 2.0% | |
300万円未満 | 1.0% | |
三井住友カード(NL) ゴールド Oliveフレキシブルペイ ゴールド | 100万円以上 | 1.0% |
10万円以上 | 0.75% | |
10万円未満 | 0% | |
三井住友カード(NL) Oliveフレキシブルペイ | 10万円以上 | 0.5% |
10万円未満 | 0% |
注意点として、年間カード利用額にクレカ積立の分は含まれません。普段の買い物や固定費の支払いなどで条件を達成する必要があります。
SBI証券は手数料が業界最安水準であることに加え、住信SBIネット銀行との連携で為替手数料を抑えられる点が大きな強みです。
- 日本株の売買手数料が無料(ゼロ革命)
- 投資信託の取扱数が業界最多クラス
- 便利な株アプリで手軽に取引可能
- 住信SBIネット銀行経由で為替手数料が最安水準
- VポイントやPontaポイントで投資が可能
SBI証券は、コストを抑えつつ幅広い銘柄を取引できる点が大きな魅力です。とくに、住信SBIネット銀行を利用することで為替コストを下げられるのは、大きなメリットになります。
また、日本株や投資信託はVポイント・Pontaポイントなどで購入することが可能です。貯まっているポイントを有効活用したい方にとって、魅力的な選択肢になるでしょう。
SBI証券はNISA口座にも対応しているため、ぜひNISAでの取引も検討してみてください。
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クレカ積立に関するよくある質問
- クレカ積立を途中でやめることはできる?
-
クレカ積立は、いつでも停止や解除が可能です。証券会社のマイページから積立設定を変更できるため、一時的に停止したり、積立額を変更したりすることもできます。
ただし、締切日を過ぎると翌月の積立がキャンセルできない場合があるため、設定を変更する際は、各証券会社の締切日を確認しておきましょう。
- クレジットカードを変更したい場合はどうする?
-
クレジットカードを変更する場合は、証券会社のマイページから新しいカードを登録し、積立設定をやり直しましょう。
締切日までに積立設定が完了すれば、翌月の買付分から新しいクレジットカードで引き落とされます。
- 株式やETFはクレカ積立できる?
-
クレカ積立は、投資信託のみが対象となっており、個別株やETFの積立には対応していません。
クレジットカード決済での購入は、あくまで投資信託向けのサービスとして提供されているため、株式やETFの積立を希望する場合は、銀行引き落としや証券口座の買付設定を利用する必要があります。
まとめ:クレカ積立を始めてみよう!
クレカ積立は、クレジットカードを使って投資信託を自動で積み立てられる便利な仕組みです。
毎月の積立でポイント還元を受けながら資産形成ができるため、通常の銀行引き落としよりもお得に投資を続けられます。
証券会社によって対応するクレジットカードやポイント還元率が異なるため、自分に合った証券会社を選ぶことが大切です。
クレカ積立をうまく活用し、長期的にコツコツと資産を増やしていきましょう。
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