
投資をやってみたいけど、何から始めるべき?
将来の資産形成や老後2000万円問題などのこともあり、投資に興味を持っているものの、何から始めれば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。
結論から述べると、投資初心者の方にはNISA口座で投資信託を積み立てる方法がもっともおすすめです。
NISAを活用した積立投資は初心者向けの方法としても推奨されており、少額からスタートできるため、リスクを抑えながら少しずつ資産を増やせます。
本記事では、投資の基本から経験談、実際に投資を始めるまでのステップをわかりやすく解説します。投資を何から始めるべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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投資初心者の方にはNISAでの積立投資がおすすめ!
投資を始めるなら、NISAを活用した積立投資がおすすめです。
NISAは投資で得た利益に税金がかからない制度で、新NISAでは非課税枠が最大1,800万円に拡大され、より使いやすくなりました。
少額から積み立てられるため、投資初心者の方でも無理なく始められることが特徴です。
投資に興味はあるけれどリスクが気になるという方でも、長期的な視点でコツコツ積み立てることで、無理なく資産形成を進めることが可能です。
NISA×投資信託の組み合わせがおすすめな理由
投資初心者の方には、NISAと投資信託の組み合わせがとくにおすすめです。
投資信託は、さまざまな銘柄に分散投資ができるため、個別株に比べてリスクを抑えやすいというメリットがあります。
また、銘柄選定は運用のプロが定期的に行ってくれるため、商品を売ったり買い直したりする必要はありません。一度購入すれば、いわゆる「ほったらかし」でも問題ないのが投資信託です。
証券会社によっては100円からの少額積立も可能となっており、毎月一定額を積み立てることで、相場の変動に左右されにくく、着実に資産形成を進めることができます。
投資をこれから始める方は、まずはNISA口座を開設し、少額から投資信託の積立投資を検討してみましょう。


そもそも投資をした方がいいのか?
投資に興味はあるものの、「本当に始めるべきなのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
投資は必須ではありませんが、将来の資産形成を考えるなら、貯金だけに頼るのはリスクになる可能性があります。
ここでは、投資をするべき理由と、投資をしないことで生じるリスクについて解説します。
貯金だけでお金が増えにくいなら投資がおすすめ
貯金は安全な資産の管理方法ですが、現状の低金利では、預金のみで大きく増やすことはできません。
銀行の普通預金の金利は0.001%程度のことが多く、100万円を預けても1年間でわずか10円ほどしか利息がつかない場合もあります。
一方、投資では市場の成長に応じて資産が増える可能性があります。たとえば、米国の代表的な株価指数であるS&P500は、過去30年間で年平均7%前後のリターンを生み出しています。
もちろん、投資にはリスクもありますが、長期的に分散投資をすることで、そのリスクを抑えながら資産を増やすことが可能です。
貯金だけでは資産を守ることはできますが、大きく増やすことはできません。将来的に資産を増やしたいと考えているなら、少額からでも投資を始めることを検討してみましょう。
投資をしないことによるリスク
投資をしないことで、資産が目減りするリスクもあります。その代表的なものがインフレです。
物価は年々上昇しており、同じ金額でも将来的に購入できるものが減っていく可能性があります。
たとえば、10年前に100円で買えたものが、現在は120円になっているとすると、お金の価値は相対的に低下していることになります。
このような状況で貯金だけをしていると、資産の実質的な価値が減ってしまう可能性があります。
投資をすることで、インフレに対抗しながら資産を増やすことができるため、長期的な視点で資産を守る手段としても有効です。
【経験談】NISAで100万円を投資した結果
実際に投資をしてみると、どのように資産が増えるのか気になる方も多いかもしれません。ここでは、筆者がNISAを活用して投資をした経験について紹介します。
2021年末から2023年にかけて、旧NISAを利用して合計100万円ほどを積立投資しました。主な投資先(投資信託)は以下のとおりです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
S&P500とオール・カントリー(オルカン)の投資信託で、2025年現在、資産は170万円以上に増えています。
過去の相場環境によってリターンは変わりますが、NISAを活用することで運用益に税金がかからず、そのまま資産を増やせるメリットがあります。
投資によって増えた+70万円は、貯金だけでは絶対に増やせなかったお金です。投資を始めたばかりの頃は一時的に元本割れすることもありましたが、1年が経つ頃には含み益が出ているのが当たり前の状態になっていました。
上記は旧つみたてNISAだったため年間40万円までしか投資できませんでしたが、新NISAでは年間360万円、合計1800万円まで投資枠が拡大され、より使いやすくなっています。
効率よくお金を貯めて将来に備えたい方は、ぜひ投資を始めることを検討してみてください。


【何から始める?】初心者の方が投資する際にやるべきこと
投資を始めるためには、まず証券口座を開設し、どのような商品に投資するかを決める必要があります。ここでは、初心者が投資を始める際にやるべきことを順番に解説します。
証券会社でNISA口座を開設する
投資を始めるなら、まず証券会社でNISA口座を開設することをおすすめします。NISAなら投資で得た利益に税金がかからないため、資産形成を効率的に進めることができます。
2024年から始まった新NISA制度の概要は以下のとおりです。
項目 | 内容 |
---|---|
非課税期間 | 無期限 |
年間投資枠 | 成長投資枠:240万円 つみたて投資枠:120万円 |
最大投資枠 | 合計1800万円 |
対象商品 | 成長投資枠:株式・ETF・投資信託など つみたて投資枠:投資信託のみ |
2024年から新NISA制度がスタートし、年間最大360万円、合計1800万円までの投資が非課税で運用可能になりました。
NISA口座は、一人につき1つの証券会社でしか開設できないため、どこで開設するかを慎重に選ぶことが大切です。
初心者の方におすすめの証券会社については「NISA口座を開設するのにおすすめの証券会社3選」で詳しく紹介しているので、ぜひあわせて確認してみてください。


老後に備えるならiDeCo口座に申し込む
長期的な資産形成を考えるなら、iDeCo(個人型確定拠出年金)の利用も検討する価値があります。
iDeCoは自分で積み立てて運用する年金制度で、掛金が所得控除の対象になるため、税制メリットが大きいのが特徴です。主なメリットは以下のとおりです。
- 掛金が全額所得控除の対象
→税金の負担を軽減できる - 運用益が非課税
→NISAと同様に、投資による利益に税金がかからない - 60歳以降に受け取る際も税制優遇がある
→退職所得控除や公的年金等控除の対象
ただし、iDeCoは60歳まで資金を引き出せないため、短期間でお金が必要になる可能性がある人には向いていません。
「老後資金のための投資」として考えるなら、NISAと併用するのも一つの選択肢です。




購入する商品を選ぶ
証券口座を開設したら、次にどの商品に投資するかを決めます。投資にはさまざまな商品がありますが、初心者の方におすすめなのは投資信託です。
投資商品の主な種類は以下のとおりです。
商品の種類 | 概要 |
---|---|
投資信託 | ・投資のプロが運用する商品 ・複数の銘柄に分散投資できるため、リスクを抑えられる |
株式投資 | ・企業ごとの株を個別で購入する方法 ・高リターンも期待できるが、値動きが大きくリスクも高い |
ETF (上場投資信託) | ・株式市場で取引される投資信託 ・通常の投資信託とは異なり、リアルタイムで売買が可能 |
投資信託は、複数の銘柄に分散投資ができるため、リスクを抑えながら資産を増やせるのが特徴です。また、プロが運用するため、自分で細かく売買する必要がなく、長期的にコツコツ積み立てることができます。
投資信託にはインデックスファンドとアクティブファンドの2種類があるのですが、初心者にはインデックスファンドがおすすめです。
- インデックスファンド
→市場全体の動きに連動することを目指す投資信託。低コストかつ長期的な安定成長が期待できる。 - アクティブファンド
→市場平均を上回る成果を目指して運用される投資信託。運用成績によっては高いリターンを得られるが、手数料が高くなる傾向がある。
インデックスファンドは市場全体の動きに連動するため、長期的に安定したリターンを得やすいことや、運用コスト(信託報酬)が低いことが挙げられます。
NISAでの積立投資を考える場合、コストを抑えて着実に資産を増やせるインデックスファンドが適しています。




投資のリスクを把握する
投資にはリスクが伴うため、事前にどのようなリスクがあるのかを把握しておくことが大切です。主なリスクには以下のようなものがあります。
- 元本割れのリスク
→市場の変動によって、購入時よりも資産価値が下がる可能性がある - 為替リスク
→米国株や海外ETFに投資する場合、円とドルの為替変動の影響を受ける - 流動性リスク
→一部の投資商品はすぐに売却できないことがある
投資を始めたばかりの頃は、短期間の値動きに一喜一憂してしまいがちです。しかし、投資は長期的に資産を増やすものと考え、短期間の変動に振り回されないことが大切です。
投資のリスクを正しく理解し、自分のリスク許容度に合わせた運用を心がけることで、安心して投資を続けられるでしょう。
実際に投資を始めるための5つのステップ
現在はネット証券が発展していることから、初心者の方でもスマホがあれば簡単に投資を始められます。投資を始めるためのステップは以下のとおりです。
- 投資の目的を設定する
- 証券会社で口座を開設する
- 目的に合わせて商品を選ぶ
- 証券会社で商品を購入する
- 定期的に商品の購入を続ける
それぞれのステップについて、詳しくみていきましょう。
1. 投資の目的を設定する
まずは、投資をする目的を明確にしましょう。目的によって、選ぶべき投資方法や商品が変わってきます。
一例として、以下のような目的が考えられます。
- 老後資金を準備したい
→iDeCoやNISAを活用して長期的に積み立てる - 資産を増やして将来の選択肢を広げたい
→NISAで中長期的に投資信託を積み立てる - 毎月の配当収入を得たい
→高配当株や分配金ありの投資信託を検討する
投資の目的が明確になると、必要な資金や運用方法を決めやすくなります。
2. 証券会社で口座を開設する
投資を始めるには、証券会社の口座が必要です。
店舗型の証券会社もありますが、ネット証券の方が手数料が安く、取扱商品も豊富なため、初心者にはネット証券を利用するのがおすすめです。
NISAを活用する場合は、NISA口座に対応した証券会社を選ぶことが大切です。口座開設の申し込みは、スマートフォンやパソコンから簡単にできます。
初心者の方におすすめの証券会社については「NISA口座を開設するのにおすすめの証券会社3選」で詳しく紹介しているので、あわせて確認してみてください。
3. 目的に合わせて商品を選ぶ
投資目的が決まり、証券口座を開設したら、次に購入する商品を選びましょう。
たとえば中長期的な目線で将来の資金を積み立てることが目的なのであれば、NISA口座で投資信託を購入するのがおすすめです。
NISA口座のなかでも、とくに人気が高い投資信託の商品は以下のとおりです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
→米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動する投資信託。アップルなど米国の大手企業が含まれており、米国経済の成長に合わせて資産増加が期待できる。 - eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
→全世界の株式市場に分散投資できる投資信託。特定の国に依存せず、世界経済の成長に合わせて資産を増やしたい方におすすめ。 - eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
→日本の代表的な株価指数である日経平均に連動する投資信託。日本を代表する企業が含まれており、日本株に投資したい人に向いている。
米国経済の成長に期待するなら「S&P500」、日本経済の成長に期待するなら「日経平均」、幅広くリスク分散したいなら「オール・カントリー」が候補に挙がるでしょう。
なお、投資の目的が「定期的な配当収入を得たい」ということであれば、投資信託のほかに高配当株も候補に入ります。
しかし、個別株を購入するには投資の知識がある程度必要になってくるので、まずは投資信託から始めてみて、あとから高配当株を追加で購入する形でも問題はないでしょう。


4. 証券会社で商品を購入する
購入する商品が決まったら、証券会社の取引画面から購入手続きを行います。NISAで積立投資をする場合、以下のような設定をしておくと便利です。
- 毎月の積立額を決める
→少額からでもOK - ボーナス月に増額設定をする
→まとまった資金を活用できる - クレカ積立の設定をする
→入金する手間が省ける
証券会社で積立設定をしておけば、指定した金額が毎月自動で積み立てられるため、相場の動きを気にせずに続けられます。
投資信託は個別株とは異なり、決算や値動きを気にする必要はないので、設定をしたあとは「ほったらかし」の状態でも問題はありません。
5. 定期的に商品の購入を続ける
投資は一度始めたら終わりではなく、継続することが重要です。とくに積立投資では、長期間にわたってコツコツ買い続けることで、価格変動のリスクを分散できます。
投資を継続する際のポイントは以下の通りです。
- 短期の値動きを気にしすぎない
→一時的な下落で焦らない - 定期的に資産状況をチェックする
→年に数回の確認でも十分 - 生活に支障のない範囲で積立を続ける
→無理のない金額で運用
投資は時間をかけて少しずつ育てるものです。コツコツ積み立てながら、将来の資産形成を進めていきましょう。
NISA口座を開設するのにおすすめの証券会社3選!
NISA口座を開設するのに、とくにおすすめの証券会社は以下の3社です。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
それぞれの証券会社でNISA口座を開設するメリットや特徴などについて詳しく解説します。
SBI証券|クレカ積立で最大3.0%還元!初心者の人にもおすすめ
SBI証券は新NISAの口座開設に対応しており、低コストで優良なインデックスファンドを豊富に取り扱っている証券会社です。
クレカ積立にも対応しており、三井住友カードやOliveフレキシブルペイを利用すれば、最大3.0%のVポイント還元が受けられるため、お得に投資を続けられます。
- NISA口座の開設数が国内トップクラス
- クレカ積立に対応
- 低コストのインデックスファンドが充実(eMAXIS Slim・SBI・Vシリーズなど)
- 成長投資枠で米国株・ETFの取引が可能(取引手数料無料)
- 投資信託の取扱数が業界最多クラス
SBI証券はNISAを活用するうえで、もっともバランスの取れた証券会社のひとつです。
低コストで優良ファンドに投資できるだけでなく、クレカ積立のポイント還元や米国株NISAの手数料無料といったメリットもあります。
「どの証券会社でNISA口座を開設するか迷っている」という方は、ぜひSBI証券を検討してみてください。
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楽天証券|NISA口座で楽天ポイントを活用したい人におすすめ
楽天証券は、楽天ポイントを使いながら投資ができる点が特徴の証券会社です。
投資信託や日本株だけでなく、米国株やETFの買付にも楽天ポイントを利用できるため、日常の買い物で貯めたポイントを資産運用に回せるメリットがあります。
クレカ積立にも対応しており、楽天カードを利用すればポイント還元を受けながら自動で積み立てられます。
- 楽天ポイントを使って日本株・米国株・投資信託を購入可能
- 投資信託の取扱数が豊富
- 楽天銀行と連携すると普通預金の金利が優遇
- クレジットカード積立(楽天カード)に対応
- つみたて投資枠に対応した低コストファンドが充実
楽天証券は、楽天ポイントを活用しながら投資をしたい人に向いています。
とくに、楽天経済圏を利用している人にとっては、ポイントを無駄なく活用しながら資産形成ができる点が魅力です。
つみたて投資枠に対応したファンドも充実しているため、NISAでの積立投資を考えている人におすすめの証券会社です。
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マネックス証券|米国株NISAを活用したい人におすすめ
マネックス証券は米国株取引に強みを持つ証券会社で、新NISAの成長投資枠を活用した米国株投資に適した環境が整っています。
NISA口座では米国株やETFの買付手数料が無料となるため、コストを抑えながら海外株式に投資できるのが大きな魅力です。さらに、高機能な分析ツール「銘柄スカウター」を無料で利用でき、投資判断をサポートしてくれます。
- NISA口座で米国株・ETFの買付手数料が無料
- クレカ積立に対応(マネックスカードで最大1.1%還元)
- 約4,000銘柄以上の米国株・ETFを取り扱い
- 「銘柄スカウター」で効率的な銘柄分析が可能
- IPO(新規公開株)の取り扱いが豊富
マネックス証券は、とくにNISAで米国株の取引したい人に最適な証券会社です。
米国株の銘柄数は4,000以上と充実しているうえ、銘柄スカウターなどの無料ツールを使うことで、効率的に銘柄分析ができます。
また、クレカ積立では最大1.1%のポイントが還元されるので、長期的にNISAを活用した資産形成を考えている人にとっても魅力的な選択肢となるでしょう。
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投資初心者の方がNISAで積立投資をするメリット
NISAは、投資で得た利益に税金がかからない制度で、投資初心者にとって始めやすい仕組みが整っています。少額からコツコツ積み立てられるだけでなく、自由に引き出せる点も魅力です。
ここでは、NISAで積立投資をする具体的なメリットを解説します。
NISAなら運用益が非課税になる
通常、株式や投資信託で利益が出ると、約20%の税金がかかります。
しかし、NISAを活用すれば投資で得た運用益がすべて非課税となり、税金を気にせずに資産を増やすことができます。
たとえば通常の課税口座で100万円を投資し、20万円の利益が出た場合、約4万円(20%)が税金として差し引かれます。
一方、NISAなら4万円がそのまま手元に残るため、より効率的に資産を増やせるのが大きなメリットです。
少額からコツコツ積み立てられる
NISAでは、少額からの積立投資が可能です。
多くの証券会社では、月100円から積み立てられるため、無理なく投資を始めることができます。
また、積立投資を活用すれば、毎月一定額を自動で投資できるため、タイミングを気にせずに資産形成ができるのもメリットです。
初心者の方でも、相場の変動に振り回されることなく、コツコツと資産を増やせます。
いつでも引き出すことが可能
NISAの積立投資は、好きなタイミングで売却して現金化することができます。
iDeCoも税制優遇のある制度ですが、一度積み立てたお金は60歳になるまで引き出すことができません。
もしも急な出費があった場合でも、NISAで運用している資産を売却すれば、必要な資金を確保できます。
長期投資を基本としながらも、柔軟に資金を使える点がNISAの大きな魅力です。
クレカ積立で手軽に投資できる
NISAの積立投資は、証券会社によってクレジットカード決済に対応している場合があります。
クレカ積立を利用すると、投資しながらポイントが貯まるため、よりお得に資産形成ができます。
例えば、楽天証券では楽天カードで積み立てると最大2.0%の楽天ポイントが付与されます。SBI証券では三井住友カードを使うことでVポイントが貯まる仕組みもあります。
このように、クレカ積立を活用すれば、普段の買い物と同じ感覚で投資を始められるため、初心者にとってもハードルが低い方法といえるでしょう。



少額からの積立やクレカ積立を利用し、無理なく投資を始めてみましょう!
投資初心者の方が投資で失敗しないためのポイント
投資は資産を増やすための手段ですが、誤った考え方で始めると大きな損失につながることもあります。
初心者のうちは、リスク管理を意識しながら無理のない運用をすることが大切です。ここでは、投資で失敗しないための重要なポイントを解説します。
余剰資金で運用することが大前提
投資は元本割れのリスクがあるため、生活費や急な出費に備えた資金には手をつけず、余裕のある資金で運用することが基本です。
たとえば、毎月の生活費とは別に、数か月分の生活費や急な支出に備えた預貯金を確保しておくと、投資の値動きに不安を感じることなく運用を続けられます。
生活に影響のない範囲で投資を行うことで、冷静な判断がしやすくなります。


短期間で大きく増やそうとしない
投資では長期的な視点を持つことが重要です。短期間で資産を大きく増やそうとすると、リスクの高い商品に手を出してしまいがちです。
とくに初心者のうちは、値動きの激しい個別株やレバレッジ商品に安易に手を出すのは避けた方がよいでしょう。
長期的に積み立てを続けることで、相場の変動リスクを抑えながら資産を増やすことができます。



焦らずコツコツと投資を続けることが、安定した資産形成につながります。
まずは投資信託から始めてみる
初心者の方は、個別株よりも投資信託から始めるのがおすすめです。
投資信託は複数の銘柄に分散投資ができるため、特定の企業の株価変動に左右されにくく、リスクを抑えながら資産を運用できます。
個別株の場合、企業の業績や市場環境によって株価が大きく変動することがあります。初心者の方が投資する場合、どの企業を選ぶべきか判断が難しく、思わぬ損失を出してしまうこともあります。
一方、投資信託なら運用のプロが資産を分散させて管理するため、リスクが分散され、比較的安定した運用が可能です。
投資の基本ルールを学ぶ
投資を始める際には、基本的なルールを理解しておくことが大切です。一例として、以下の3つの考え方を知っておくと、リスクを抑えながら効率的に資産を運用できます。
- 分散投資
→複数の銘柄や資産クラスに投資することで、リスクを分散させる手法。特定の銘柄や市場が下落しても、他の投資対象がカバーする可能性がある。 - ドルコスト平均法
→価格が変動する投資商品を定期的に一定額ずつ購入することで、購入単価を平準化する手法。相場の変動に左右されにくく、長期的な資産形成に適している。 - 長期投資
→短期間の値動きを気にせず、数年から数十年のスパンで資産を運用する考え方。市場は長期的に成長する傾向があるため、短期的な下落に動じずに運用を続けることが大切。
投資の基本的な知識は、本を読むことで体系的に学ぶこともできますが、インターネット上にも初心者向けの情報が多くあるため、まずは無料で学べる範囲から知識を身につけるのもよい方法です。


感情に左右されないことが大切
投資は冷静に判断することが重要です。相場が大きく変動すると、不安になって売却したくなることがありますが、短期的な値動きに振り回されると、本来の投資方針を見失ってしまうことがあります。
相場が急落するとパニックになり、安値で売却してしまうケースも多いものです。しかし、過去のデータを見ると、市場は長期的に成長を続けているため、一時的な下落で焦らずに投資を続けることが大切です。
また、逆に短期間で急騰した銘柄に飛びついてしまうのもリスクが高い行動です。投資は計画的に行い、感情に流されずに運用を続けることが成功への近道です。



冷静な判断を保ちながら、長期的な視点で資産を育てることが大切です。
投資を始める際によくある質問
投資初心者の方がよく疑問に思うポイントや、よくある質問に回答します。
投資を始めるタイミングはいつが良い?
投資は始めるタイミングを気にするよりも、なるべく早く始めることが重要です。
相場が高いか低いかを判断するのは難しく、どのタイミングで始めても短期的な変動は避けられません。
長期的な視点で見れば、時間をかけて資産を増やすことができるため、思い立ったときに始めるのが最適なタイミングといえます。
積立投資なら価格が高いときも低いときも一定額を購入するため、購入単価を平準化しやすく、リスクを抑えながら投資を続けられます。
投資で詐欺に遭うことはない?
投資に興味を持つと、SNSや広告などで「簡単に稼げる」「絶対に利益が出る」などの怪しい投資話を目にすることがあります。しかし、高いリターンを保証するような投資は、ほぼ間違いなく詐欺と考えてよいでしょう。
安全に投資をするためには、信頼できる証券会社を通じて商品を購入することが大前提です。
記事内で紹介したSBI証券、楽天証券、マネックス証券などの大手ネット証券を利用すれば、詐欺の心配なく投資を始められます。
また、投資信託や株式は金融庁の審査を受けた金融商品であり、適切に運用されています。
リスクを抑えながら投資をするためにも、正規の証券会社で投資を行い、SNSや個人からの怪しい投資案件には手を出さないようにしましょう。
NISAとiDeCoはどっちを先に始めるべき?
NISAとiDeCoはどちらも税制優遇のある制度ですが、先に始めるべきなのはNISAです。
NISAはいつでも売却して引き出せるため、ライフプランの変化に柔軟に対応しやすいのが特徴です。
一方、iDeCoは60歳まで引き出しができないため、短期間で資金が必要になった場合に対応できません。
まずはNISAで投資を始め、ある程度資産が増えてきたら老後資金としてiDeCoを活用するのがおすすめです。


証券会社でポイント投資はできる?
証券会社によっては、クレジットカードのポイントや電子マネーを使って投資ができるサービスがあります。代表的なものは以下のとおりです。
項目 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
---|---|---|---|
対象ポイント | Vポイント | 楽天ポイント | マネックスポイント dポイント |
対象商品 | 投資信託 国内株式 | 投資信託 国内株式 米国株式 | 投資信託 |
公式サイト | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
ポイント投資は、現金を使わずに投資を始められるため、初心者にとってリスクを抑えた運用ができる方法です。
貯まったポイントを使って少額から投資を始めるのも良い選択肢になるでしょう。
投資をやめたいときはどうすればいい?
投資をやめたい場合は、積立設定を停止し、必要に応じて保有している商品を売却すれば問題ありません。
NISAで購入した投資信託や株式は、いつでも売却して現金化できます。ただし、相場が下落しているタイミングで慌てて売却すると損失が出る可能性があるため、焦らず状況を見極めることが大切です。
短期間の値動きではなく、長期的な視点で判断し、自分にとって最適なタイミングを選びましょう。
まとめ:投資初心者の人はNISA口座の開設から始めよう!
投資を始める際は、まず自分の目的を明確にし、無理のない範囲で運用することが大切です。
初心者の方には、少額からコツコツ積み立てができ、運用益が非課税となるNISA口座での投資信託の購入が適しています。
NISA口座を開設すれば、誰でも簡単に投資を始められます。証券会社ごとに特徴があるため、自分に合ったネット証券を選び、積立投資をスタートしてみましょう。
投資は長期的に資産を増やしていくものなので、短期的な値動きに惑わされず、計画的に続けることが成功への近道となります。まずは少額から始めて、無理なく資産形成を進めていきましょう。



まずは少額から、無理なく資産形成を始めてみてください。


※本記事に掲載している情報は当サイトの見解です。最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします。