楽天ブラックカードの家族カードは年会費無料！メリットや注意点を紹介

楽天ブラックカードの家族カードは年会費無料で最大2枚まで発行可能です。

家族で楽天ブラックカードの特典を共有できるため、楽天経済圏を活用している人にとっては非常にお得な選択肢といえます。

しかし、楽天ブラックカードの家族カードにはいくつかの注意点もあります。

本会員と同じ特典が受けられるものの、一部利用できないサービスがあったりクレカ積立には対応していなかったりするため、発行前に注意点もしっかり確認することが重要です。

本記事では、楽天ブラックカードの家族カードのメリットや注意点、申し込み方法を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

楽天ブラックカードとは？

楽天ブラックカードは、楽天カードの最上位に位置するハイステータスカードです。

充実した特典が用意されており、楽天経済圏を活用する人にとって魅力的な選択肢となります。

ここでは、楽天ブラックカードや家族カードの基本情報を紹介します。

楽天カードのハイステータスカード

楽天ブラックカードは、楽天カードの中でも最もステータスの高いカードです。年会費は33,000円（税込）と高額ですが、その分特典も充実しています。

一例として、以下のような特典が利用可能です。

• プライオリティ・パスに無料で申し込める
• 楽天証券のクレカ積立で還元率2.0%
• コンシェルジュサービスを利用可能
• 国内外の旅行保険が充実
• 利用限度額が最大1,000万円

とくに海外旅行や出張が多い人にとっては、プライオリティ・パスや旅行特典が魅力となるでしょう。

家族カードの基本情報

楽天ブラックカードでは家族カードを発行できます。家族カードの基本情報は以下のとおりです。

年会費	無料
発行枚数	最大2枚
利用限度額	本会員の限度額内で設定
特典	本会員とほぼ同じ （一部利用できないサービス有）

家族カードを発行することで、本会員と同じ特典を一部共有できるため、家族で楽天ブラックカードのメリットを活かせます。

楽天ブラックカードで家族カードを作るメリット

楽天ブラックカードで家族カードを作るメリットは以下のとおりです。

• 年会費無料で2枚まで発行できる
• 本会員とほぼ同じ特典が受けられる
• 本カードと同じようにポイントが貯まる
• 家族間でのポイント移行が可能
• 家族カードの利用履歴がメールで届く

年会費無料で2枚まで発行できる

楽天ブラックカードの家族カードは、本会員と同様にハイステータスなカードでありながら、年会費無料で最大2枚まで発行可能です。

一般的に、ゴールドカードやプラチナカードの家族カードは年会費がかかることが多いですが、楽天ブラックカードなら無料で発行できるため、コストを抑えてハイクラスなサービスを家族で共有できます。

本会員とほぼ同じ特典が受けられる

楽天ブラックカードの家族カードを持つと、本会員と同じく楽天市場でのポイント還元率アップや国内外のVisa加盟店での利用、海外旅行保険の付帯など、さまざまな特典を享受できます。

ただし、一部の特典は家族カードでは対象外となるため注意が必要です。

たとえば、プライオリティ・パスに無料で加入できるのは本会員のみであり、家族会員は加入できません。

しかし、それ以外の基本的なサービスは家族カードでも問題なく利用できるため、家族で楽天ブラックカードの特典を最大限活用することが可能です。

本カードと同じようにポイントが貯まる

楽天ブラックカードの家族カードを利用すると、本会員と同じ還元率で楽天ポイントが貯まります。

楽天市場での買い物や楽天トラベルの宿泊予約、日常の支払いなど、すべての利用分がポイント還元の対象となるため、家族の支出をまとめることで効率よくポイントを貯められます。

家族全員がそれぞれの楽天カードで決済するとポイントが分散してしまいますが、家族カードを活用すれば本会員のポイントに合算されるため、より早くポイントを貯められるのが魅力です。

家族間でのポイント移行が可能

楽天ブラックカードの家族カードで貯まったポイントは、本会員の楽天ポイント口座に自動的に合算されます。

本会員が持っている楽天ポイントは、いつでも自由に家族会員に移行することが可能です。

家族それぞれが自分の名義で楽天カードを使っている場合、ポイントの移行はできませんが、家族カードを利用すれば柔軟にポイントを移動させられます。

たとえば「楽天市場での買い物にポイントを使いたい」「子供へのお小遣いとしてポイントを渡したい」などの場合に便利です。

家族カードの利用履歴がメールで届く

楽天ブラックカードの家族カードを利用すると、利用履歴が本会員にメールで通知される仕組みになっています。

楽天e-NAVIを通じて詳細な履歴を確認できるだけでなく、メール通知を設定しておけば、家族の利用状況をリアルタイムで把握できます。

たとえば、家族が高額な買い物をした場合や、不正利用の可能性がある取引があった場合でも、すぐに気づいて対応できます。

万が一、家族カードを紛失した場合や盗難に遭った場合でも、すぐに利用停止の手続きを取ることができるため、安全性の面でもメリットがあります。

楽天ブラックカードで家族カードを作る際の注意点

楽天ブラックカードの家族カードにはメリットがある一方、以下のような注意点もあります。

• クレカ積立には利用できない
• 支払い口座は分けられない
• 楽天ブラックカード自体の申込条件が厳しい

クレカ積立には利用できない

楽天ブラックカードの家族カードでは、楽天証券のクレカ積立を利用することができません。

これは楽天ブラックカードに限らず、家族カード全般に共通する仕様であり、本会員のカードでのみクレカ積立が可能です。

そのため、楽天証券でのクレカ積立を目的に家族カードを作る場合は注意が必要です。

家族がクレカ積立をする場合は、本会員として楽天ブラックカードを発行するか、別のクレジットカードを利用する必要があります。

支払い口座は分けられない

楽天ブラックカードの家族カードの支払いは、本会員の口座からまとめて引き落とされます。

家族ごとに異なる口座を指定することはできないため、家計を完全に分けたい場合には不便に感じることがあるかもしれません。

ただし、支払いが一本化されることで家計管理がしやすくなるメリットもあります。

楽天e-NAVIを利用すれば、家族カードごとの利用履歴を簡単にチェックできるため、家族の支出をまとめて管理することが可能です。

楽天ブラックカード自体の申込条件が厳しい

楽天ブラックカードの家族カードを作るには、まず本会員の楽天ブラックカードが発行されている必要があります。

しかし、楽天ブラックカードは申し込み条件が厳しく、誰でも簡単に発行できるわけではありません。

具体的には、以下の条件を満たす必要があります。

• 楽天プレミアムカードを12ヶ月以上保有していること
• 直近12ヶ月間のカード利用額が500万円以上であること

上記の条件を満たさないと楽天ブラックカードに申し込めないため、家族カードを発行することもできません。

そのため、楽天ブラックカードの家族カードを利用したい場合は、まず楽天プレミアムカードを発行して条件をクリアする必要があります。

楽天ブラックカードで家族カードを作る方法

楽天ブラックカードで家族カードを作る方法は以下のとおりです。

• 楽天プレミアムカードを発行する
• 楽天ブラックカードの申込条件を満たす
• 楽天ブラックカードを発行する
• 家族カードに申し込む

1. 楽天プレミアムカードを発行する

楽天ブラックカードに申し込むためには、まず楽天プレミアムカードを発行する必要があります。

楽天ブラックカードの申込条件として、楽天プレミアムカードを12ヶ月以上保有していることが求められるため、最初のステップとして楽天プレミアムカードを発行しましょう。

楽天プレミアムカードは、楽天市場でのポイント還元率がアップするほか、プライオリティ・パスが付帯するなどの特典があり、楽天経済圏を活用する人にとってメリットの多いカードです。

楽天プレミアムカードでも家族カードの発行は可能なため、楽天ブラックカードを発行するまで代わりに活用するとよいでしょう。

2. 楽天ブラックカードの申込条件を満たす

楽天ブラックカードに申し込むためには、以下の条件をクリアする必要があります。

• 楽天プレミアムカードを12ヶ月以上保有していること
• 直近12ヶ月間のカード利用額が500万円以上であること

上記の条件を満たすためには、日常の買い物や携帯料金・光熱費の支払い、ふるさと納税の支払いなどを楽天プレミアムカードに集約し、利用額を増やす必要があります。

なお、楽天ブラックカードの申込条件クリアは年4回（1月・4月・7月・10月） のタイミングで判定されるため、各タイミングの締切日までに条件を満たしておきましょう。

3. 楽天ブラックカードを発行する

条件を満たすと、楽天e-NAVIに楽天ブラックカードへの申し込みバナーが表示されるため、タップして申し込み手続きを進めましょう。

ただし、申し込み条件をクリアしていても、楽天カード側の審査に通過しなければ発行ができません。

クレジットヒストリーや支払い状況、他社カードの利用状況などが審査に影響する可能性があるため、クレジットカードの利用履歴はできるだけ良好に保つことが大切です。

無事に審査を通過すると、楽天ブラックカードが発行され、利用できるようになります。

4. 家族カードに申し込む

楽天ブラックカードが発行されたら、家族カードの申し込みが可能になります。

楽天e-NAVIにログインし、家族カードの申し込みページから必要事項を入力して申請すれば、家族カードを発行できます。

楽天ブラックカードの家族カードは、年会費無料で最大2枚まで発行可能です。申し込み時に、家族の名前や生年月日を登録するだけで手続きが完了します。

楽天プレミアムカードの家族カードとの違い

楽天ブラックカードと楽天プレミアムカードの主な違いは以下のとおりです。

カード名	楽天ブラックカード	楽天プレミアムカード
本会員の 年会費	33,000円 （税込）	11,000円 （税込）
家族会員の 年会費	無料 （2枚まで）	550円 （税込）
利用限度額	最高1,000万円	最高300万円
ポイント還元率	1.0％
旅行損害保険	海外・国内： 最高5,000万円	海外：最高1億円 国内：最高5,000万円
その他	楽天カードプレミアムプログラム コンシェルジュサービス 手荷物宅配サービス 楽天カードトラベルデスク など	楽天カードプレミアムプログラム 楽天カードトラベルデスク など

楽天ブラックカードの家族カードは最大2枚まで年会費無料で発行できますが、楽天プレミアムカードの家族カードには550円（税込）の年会費がかかります。

利用限度額や特典などは、どちらのカードも本会員に準ずる形になります。

楽天ブラックカードの家族カードは年会費無料で発行できる点が大きなメリットですが、楽天ブラックカードそのものの申し込み条件が厳しく、誰でも簡単に発行できるわけではありません。

また、楽天ブラックカードの発行を目指す場合でも、楽天プレミアムカードを利用して申し込み条件を満たす必要があります。

そのため、まずは楽天プレミアムカードで家族カードを発行し、楽天ブラックカードの条件達成を目指すのがおすすめです。

楽天ブラックカードの家族カードに関するよくある質問

家族カードは申し込み時に審査がある？

楽天ブラックカードの家族カードを発行する際、本会員には審査がありますが、家族カードの申し込み者自体に審査はありません。

つまり、審査を受けるのは本会員のみであり、家族カードを申し込む配偶者や子供に対する個別の審査は行われません。

そのため、専業主婦（主夫）や学生（18歳以上）の方でも家族カードを発行することが可能です。

家族カードを発行するために、家族の本人確認は必要？

楽天ブラックカードの家族カードを申し込む際、基本的には家族の本人確認書類の提出は求められません。

ただし、申し込み内容によっては追加で身分証明書の提出を求められる場合もあります。

家族カードの対象者は本会員と生計を共にする配偶者（内縁の相手方・同性パートナー含む）・子供・親などに限られるため、申し込み時に家族関係を証明できる情報を求められるケースもあります。

家族カードの利用明細は本会員が確認できる？

楽天ブラックカードの家族カードの利用明細は、本会員が楽天e-NAVIで確認できます。

本会員は家族カードごとの利用額や取引履歴をいつでもチェックできるため、家計管理やカードの使いすぎを防ぐのにも役立ちます。

家族カードを解約した場合、本会員に影響はある？

楽天ブラックカードの家族カードを解約しても、本会員の楽天ブラックカード自体には影響はありません。

家族カードの解約は楽天e-NAVIまたは楽天カードカスタマーセンターで手続き可能で、解約後も本会員は引き続き楽天ブラックカードを利用できます。

まとめ：楽天ブラックカードの家族カードはコスパ抜群

楽天ブラックカードの家族カードは、最大2枚まで年会費無料で発行できるため、コストをかけずに本会員と同等の特典を家族で共有できる点が大きな魅力です。

ただし、楽天ブラックカードを発行するためには「楽天プレミアムカードの12ヶ月以上の利用＆12ヶ月間で500万円以上の利用」という条件があるため、誰でもすぐに申し込めるわけではありません。

そのため、楽天ブラックカードの家族カードを利用したいと考えている場合は、まず楽天プレミアムカードを発行して条件達成を目指しましょう。

楽天プレミアムカードの家族カードは1枚550円（税込）の年会費がかかりますが、多くの特典を受けられるため、ぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。