爆逃げ馬として有名なパンサラッサ。
天皇賞(秋)やサウジカップでは驚異の逃げ脚を見せ、競馬場を大いに盛り上げてくれました。
今回の記事ではパンサラッサの競走成績や馬名の由来など、基本的な情報について解説していきます!
パンサラッサとは
馬名 | パンサラッサ |
英名 | Panthalassa |
父 | ロードカナロア |
母 | ミスペンバリー |
母父 | モンジュー |
生年月日 | 2017年3月1日 |
生産牧場 | 木村秀則牧場 |
パンサラッサは2019年にデビューし、現役で活躍している競走馬です。
馬主は一口馬主のクラブである、広尾サラブレッド倶楽部。4歳までは特に主戦騎手が固まっていなかったのですが、5歳以降は吉田豊騎手が主戦騎手となっています。
調教師は栗東の矢作芳人調教師です。矢作芳人調教師は、コントレイルやリスグラシューなどのG1ホースを多数手掛けています。
パンサラッサの馬名の由来
パンサラッサの馬名の由来は「かつての地球に存在した唯一の海。父名(海の神)より連想」とのことです。
父名の「カナロア」はハワイ神話における海の神様らしいです。ちなみにパンサラッサは古代ギリシア語で「全ての海」という意味も持つそう。
語感もよく意味もかっこいい素敵な馬名ですね。
パンサラッサの競走成績
パンサラッサといえばサウジカップでの優勝が記憶に新しいですが、4歳以降は優秀な競走成績を収めています!
開催年 | レース名 | 2着馬 |
---|---|---|
2021年 | 福島記念 | ヒュミドール |
2022年 | 中山記念 | カラテ |
2022年 | ドバイターフ | Lord North |
2023年 | サウジカップ | Country Grammer |
3歳頃までは未勝利戦と1勝クラスしか勝ち鞍のなかったパンサラッサですが、4歳に初のオープン勝利を飾り、さらにG3の福島記念も続けて勝利します。
5歳には中山記念とドバイターフを制覇。天皇賞(秋)は惜しくも2着に敗れましたが、大逃げのパンサラッサに差し迫るイクイノックスと熱戦を見せてくれました!
そして6歳になってからのサウジカップ制覇!出資者の方はもちろん、ファンの方は非常に興奮したことでしょう。
パンサラッサの次走は2023年8月2日イギリスのサセックスSの予定です!
パンサラッサが稼いだ賞金総額
パンサラッサが獲得した賞金総額は約18億4,000万円です!
ここまでの賞金を積み上げられたのは、やはりサウジカップでの優勝賞金が大きいです。
サウジカップの賞金は日本円にして約13億6,000万円なので、ここに来てパンサラッサの賞金ランキングは3位に躍り出ます。
しかもパンサラッサはまだ現役で走っているので、どこかのレースで優勝すればばキタサンブラックとアーモンドアイを抜いて賞金ランキング1位になるかもしれません。
一口馬主の配当
パンサラッサは広尾サラブレッド倶楽部が所有している馬なので、出資者には配当金が分配されます。
パンサラッサの賞金総額は約18億4,000万円で、募集口数は2,000口。なので単純計算で1口あたりの配当は約92万円になります。
なお、パンサラッサの募集額は1口2万5,000円だったので、回収率は約3900%!一口馬主でここまでの回収率は奇跡としか言いようがありません。
パンサラッサの産駒
パンサラッサは現役競走馬なので、産駒はいません。海外G1を優勝しているので種牡馬入りはほぼ確実かと思われます。
種牡馬としては珍しくサンデーサイレンスの血が入っていないので、かなり希少価値の高い種牡馬となるでしょう。引退した後も競馬ファンを沸かせてくれそうで期待大ですね。
パンサラッサはウマ娘に実装される?
パンサラッサがウマ娘に実装される予定は、今のところありません。
パンサラッサの馬主は広尾サラブレッド俱楽部なので、クラブからの許可が下りなければウマ娘になるのは難しいでしょう。
一口馬主クラブの中では、デアリングタクト(ノルマンディーオーナーズクラブ)やタイキシャトル(大樹レーシングクラブ)がウマ娘になっています。
そのため、一口クラブの馬がウマ娘になる可能性はゼロではありません。
ただ、パンサラッサは海外G1が主な勝ち鞍なのでストーリーを作るのが少し難しくなりそうですね。
まとめ
パンサラッサの競走成績や馬名の由来について解説しました。
ドバイターフやサウジカップなど海外での活躍が目立ちますが、国内重賞での爆逃げがパンサラッサの名前を一躍有名にしたのでぜひレース映像を見てみてください。
パンサラッサは現在6歳で、矢作調教師は「現役は今年いっぱい」と発言していることから2023年中には引退すると考えられます。
パンサラッサの爆逃げが見られなくなるのは寂しいですが、最後まで応援しましょう!